創業融資等|名古屋の中小企業診断士

その他
創業融資
資金調達の手段のひとつである借入には負のイメージがありますが、お金が貯まるまでの時間を支払利息で買っていると考えることもできます。支払利息の負担や返済原資の確保など留意しなければならない点もありますが、時間の有効活用や手元資金の余裕などメリットもありますので、戦略的かつ計画的に借入を考えていきたいものです。
開業届の提出
事業所得が発生する事業を開始した場合、開業日から1か月以内に開業届を税務署に提出します。
では、事業所得とはどのような所得のことをいうのでしょうか?
所得税法第27条には「事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業で政令で定めるものから生ずる所得(山林所得又は譲渡所得に該当するものを除く。)をいう。」とあります。
さらに、最高裁判例では「事業所得とは、自己の計算と危険において独立して営まれ、営利性、有償性を有し、かつ反復継続して遂行する意思と社会的地位とが客観的に認められる業務から生ずる所得」とあります。
自分が行う(または行っている)事業が、

  • 自己の計算と危険において独立して営まれる
  • 営利性、有償性を有している
  • 反復継続して遂行する意思と社会的地位とが客観的に認められる

場合には、税務署に開業届を提出する必要があります。

脱他責思考
経営環境には、景気や競合の動きのように自分のコントロールの対象とならない外部環境と人・物・金のように自分のコントールの対象となる内部環境があります。
”景気が悪い” ”状況が状況だから” etc
外部環境の変化は事業に大きな影響を与えることもあります。しかし、自分の力だけで外部環境を変化させることはとても困難です。だからこそ、そこに原因を求めてしまうと物事が前に進みません。
厳しい外部環境の下では、外のせいにしたいのをグッと飲み込み、そのような環境の中で自分に何ができるのかを考えていきたいと思います。