うまく機能しているチーム(組織)の特徴のひとつに、「メンバーがそれぞれ自分の強みを活かし他のメンバーの弱みを補完している」が挙げられます。
互いの強みを活かすことで、1+1を2以上にしているイメージですね。
個々の強みで弱みを補完し組織の成果につなげる。そのためには、トップ(経営者や管理者)がメンバー(従業員)の強みや弱みを把握し、適材適所を図るく必要がありそうです。
十人十色。人それぞれ得意分野、苦手分野が異なりますし、仕事の進め方も違います。
なぜなら、利き腕があるように、思考(考え方)にも利き脳があるからです。
アメリカのGE社の社員教育責任者であったハーマンは、思考のタイプを次の4つに分類し、それぞれ異なる特徴があることを示しました(ハーマンモデル)。
A(論理・理性脳)
論理的に考えることや分析することが得意
B(堅実・計画脳)
計画を立てることや継続することが得意
C(感覚・有効脳)
表現することや人間関係を築くこと
D(冒険・創造脳)
チャレンジすることやアイデアを出すことが得意
このハーマンモデルをベースにして思考特性を可視化・数値化する「効き脳診断」というツールがあるのですが、それによると私はBが最も高いタイプでした。
人それぞれ強み・弱みが異なる。それを受けて、互いに個々の強みを活かし組織全体の底上げを図る。
それが強い組織へと向かう第一歩だと感じています。