組織のメリットのひとつに、「自分の考えだけではなく他のメンバーの考えも踏まえて意思決定できること」が挙げられます。
他のメンバーの自分にはなかった考え方や自分のアイデアを更にブラッシュアップする意見などを取り入れることで、自分一人だけでは生まれることがなかった何かが生まれます。
そのメリットを活かすためには、組織のメンバーがお互いに自分の思ったことを遠慮なく発言できる環境が必要です。
そのためには何が必要でしょうか? 私は、
ひとつは、メンバー全員が同じゴールを目指していると思える確信感
もうひとつは、自分が感じたことや思ったことを述べても他のメンバーから拒絶されることはないと思える安心感
だと感じています。
安心感を得るためには、メンバー間の信頼関係を醸成することやコミュニケーションを円滑化することが必要です。
そのための取組方法は様々ですが、最もシンプルで簡単な方法は「挨拶すること」です。
挨拶とは「私はそこにあなたがいることに気づいていますよ」と相手の存在を認めること(存在承認)。
存在を認めてもらえることは嬉しいことですし、信頼関係を築く第一歩となります。
「挨拶をしましょう!」
子どもの頃から言われていることですが、意外とできていないケースも多々あります。
お金も時間もかからない挨拶。
建設的に意見を交わせる環境をつくるために、まずはそこから始めてみるのもいいかもしれません。