強いチーム(組織)は、メンバーがそれぞれ個の強みを活かしています。
ただ、これは強いチームの必要条件であって十分条件ではありません。
強いチームは、上記を満たしたうえで、メンバーが同じゴールを目指しています。
いくらメンバーのスキルが高くても、それぞれがバラバラに行動し目指すゴールが異なっていれば、チームとしてはうまく機能しません。
メンバーが「チームとしてどこを目指すのか?」について互いに共通認識を持ったとき、個の力がまとまり組織全体の力が発揮されます。
ゆえに、トップはメンバーが同じゴールを目指せるように、わかりやすくゴールを示し、メンバー間でそれを共有できる仕組みをつくる必要があります。
仕組みというと、評価制度や報酬制度といった制度(システム)を思いがちですが、それらよりもっと大切なものがあります。
もちろん、評価制度や報酬制度も重要なものです。
ただ、それらは目的があってつくるもの(目的を達成するための手段)なので、目的が明確でないと制度つくってもカタチだけで終わりがちです。
目的を明確化する。これはつまり、わかりやすくゴールを示すということです。
そしてそれをメンバー間で共有できる仕組みのひとつが、ゴールを目指す道のりを言語化すること(目的を達成するための計画を示すこと)です。
計画は、融資を受けるためや補助金を申請するためだけにあるものではありません。
メンバーが同じゴールを目指せるように、成果を生み出す組織になるために、目的の明確化と目的を達成するための計画を示すことはとても大きな意義を持つものと思います。