人が赤ちゃんから大人へと成長するように、組織もいくつかのプロセスを経て成長していきます。
組織は、ある共通の目的・目標を達成するため集まった人の集合体です。
そこには様々な人が存在し、人によって考え方が異なれば価値観も異なります。
最初はお互いのことをよく知らないため、発言も遠慮がちだったり思ったことをそのまま言えないことも多いでしょう。
この状態が組織の最初のステージで形成期と呼ばれる段階です。
メンバー間のコミュニ―ションが円滑になり本音や意見が言えるようになってくると、互いの考え方や価値観の違いが明らかになってくるので、衝突が生まれたり逆に本音や意見を差し控えたりする場面がでてきます。
この状態が形成期の次に訪れる混乱期です。
コミュニケーションを重ねメンバー間のお互いの理解が進み、組織の目的・目標やメンバー各自の役割が明確化・共有化されるようになると、関係性が安定化してきます。
混乱期を乗り越えたこの状態を統一期といいます。
そして、組織の一体感が高まり、組織の目的・目標に対して各メンバーが自身の役割を果たし、一致団結して取り組む状態へと進みます。
統一期の次にくるこの状態は機能期と呼ばれます。
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- 形成期
お互いのことをよく知らず、チームの目的や各自の役割もあまり分かっていない段階 - 混乱期
各自の役割や責任等について意見を発するようになり、対立が生まれる段階 - 統一期
他人の考え方を受け入れるようになり、チームの目的や各自の役割が認識され、関係性が安定する段階 - 機能期
結束力や一体感が高まり、チームの目的達成に向けて各自が主体的に行動を起こす段階
- 形成期
あなたの組織は、いまどの段階にありますか?