利益は粗利(限界利益)が決める
売れば売るほど儲かる。果たしてそうでしょうか?
増収減益という言葉があるように、必ずしもそうであるとは限りません。
仕入値(変動費)が50円の商品を販管費(すべて固定費と仮定します)を3,000円かけて販売するケースを考えてみたいと思います。
A(100円で販売し100個売れた場合)
B(150円で販売し90個売れた場合)
いかがでしょうか?
A(低価格・販売量多)の場合はB(高価格・販売量少)の場合より売上高は多くなっていますが営業利益は少なくなっています。
営業利益は粗利から販管費を引いたものなので、販管費が同額なら粗利(限界利益)が多い方が営業利益が多くなります(Bの方が粗利(限界利益)が多い)。
そうです。利益に直接影響を与えるのは売上ではなく粗利(限界利益)なのです。
よって、売上の最大化を目指すのではなく、粗利(限界利益)の最大化を目指す必要があります。
そして粗利(限界利益)に影響を与えるのは、仕入値が同額なら価格と販売量なので、価格と販売量の掛け算で粗利最大化を図ることが重要となります。
マネジメントゲームで体感
マネジメントゲームでは「売上最大化」が必ずしも「粗利最大化」にならないことをゲームを通じて体感することができます。
利益に対する考え方や数字に強くになりたい方におすすめです。